SIerは危ない!?【現役SEが解説】

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SIerは危ない!?【現役SEが解説】

SIer業界は、多重下請け構造であることから、今後下流を担当するSIerは危なくなります。

この記事では、

「これから、SIer業界へ就職および転職したい」

「下流SIerから上流SIerへ行きたい」

そんな方のためになぜSIerが危ないかについて解説する記事となっています。

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SIerは危ない!?

今後、下流のSIer企業の仕事が減っていきます。無策で、就職や転職してしまうのは危険です。

なぜ、仕事が減っていくかについて解説していきます。

SIer業界では、多重下請け構造となっているため、1次請け企業が下請けに仕事を依頼します。

下請けがさらに仕事を依頼する多重下請け構造となっています。

SIerについて詳しく知りたい方は別の記事で記載しているのでこちらの記事をご覧ください。

ああああ

近年では、グローバル化が進み海外のベトナム、インドネシア、中国などへ仕事を依頼することが多くなってきました。この流れは、今後も続くので、下請けのSIerは仕事が減っていくので、できるだけ避けた方が良いです。なぜ海外に仕事を依頼するかについて説明していきます。

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なぜ海外へ依頼するのか?

海外へ仕事を依頼する理由は3つあります。

  • 高い技術力
  • 安い人件費
  • 豊富な人材

高い技術力

日本のプログラマと海外のプログラマを比較すると、圧倒的に海外のプログラマが優秀です。

日本の新卒採用の募集を見ていると文系でも大丈夫など、だれでもプログラマになれる傾向にあります。しかし、海外では高学歴な人がプログラマになることが多いので、高い技術を持ったプログラマが多いです。

安い人件費

ベトナムやインドネシアのエンジニアは、日本のエンジニアと比較して人件費が5分の1の人件費で済みます。

プログラマを採用する立場の人だったら、人件費が安くて技術力も高い海外のエンジニアを雇いたいと思いますよね。

豊富な人材

ベトナムやインドネシアなどで、案件を担当する会社では、エンジニアを何人も抱えています。いざという時は、人海戦術でシステムを構築することができます。

それに対して、日本のSIerの会社は常に人手不足です。人手不足なので、文系でも積極採用といって、雇うということを行っていますが、相対的に技術力が低下しています。これは日本の業界の大きな課題になっています。

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SIer業界に入るならどうすればよいか?

SIer業界へ入るのであれば、大手や中堅の企業に就職するべきです。

大手や中堅企業は、1次請けや2次請けができるので多重下請け構造の上に立つことができます。

上位層では、海外のエンジニアを使う立場になるので海外の優秀なエンジニアとは競合ではなく、ビジネスパートナーとして関わることができます。

次に大手や中堅SIerに入るために必要な知識について解説します。

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大手SIerに入るために必要なスキル

必要なスキルは3つあります。

  • コミュニケーション能力
  • マネジメント力
  • 技術力

大手SIerへ行くべき理由について詳しく知りたい方は別記事で解説しているのでご覧ください。

コミュニケーション能力

上位層のSIerでは、システム開発の上流工程を行うことが多いです。上流工程では、顧客からどのようなシステムを作るかを決める要件定義という工程があります。この工程で、顧客からうまく要件を聞き出すためのコミュニケーション能力が必要になります。

上流のエンジニアは、プロジェクトをマネジメントする仕事があります。業界では、PM(プロジェクトマネージャー)と言ったりします。

PMは、プロジェクトを管理や品質の確保を行います。その他に、プロジェクトメンバーとのレビューや困りごとを解決するためにコミュニケーションを取る必要があります。

これらの理由からコミュニケーション能力が必要になります。

マネジメント力

上流工程では、プロジェクトを成功に導くために、マネジメントする必要があります。プロジェクトでは、人員管理、スケジュール管理、リスク管理、課題管理など多く管理する必要があります。

これらを管理するためにプロジェクト力が必要になります。

技術力

SIer業界では、技術を伴うプロジェクトが多いため技術力が必要になります。上流工程では、持っている技術や経験を用いてシステムを設計する基本設計という工程があります。この工程は、技術や経験がなければ行うことができません。

下請け会社が作った成果物をレビューし受け入れる工程もあるため、その技術力も必要になります。

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まとめ

SIerは危険である理由は、多重下請け構造の下層の企業は、今後仕事が減少していくからであると解説しました。SIer業界へ入るのであれば、大手へ入るべきです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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