メーカー系SIerとは【現役SEが解説】

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メーカー系SIerとは【現役SEが解説】

この記事は、

「SIer業界の業界分析をしている」

「メーカー系SIerに興味がある」

そんな方のための記事になっております。

この記事を読めば、メーカー系SIerについてばっちり理解できる記事となっております。

なお、SIer業界について知りたい方は、こちらの記事を参照ください。

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メーカー系SIerとは

メーカー系SIerとは、日立や富士通などを代表とする事業者のことを言います。

日立や富士通では、他のユーザー系、独立系と比較してハードウェア(サーバやPC)も作っている事業者なので、ハードウェアとソフトウェアを一緒に提案でき、トータルでサポートすることができます

例えば、他の事業会社では、サーバが壊れた場合、サーバの製造元に修理やサポートを依頼する必要がありますが、

メーカー系であれば、ハードウェアの不具合もソフトウェアの不具合も対応することができるのが、特徴になります。

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メーカー系SIerのポジション

業界でのメーカー系SIerのポジションについて解説してきます。

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メーカー系SIerの多くは、大手や中堅に多いのが実態です。

大手SIerは、自分の会社で受注した案件を子会社の中堅SIerに外注することが多いのが実態です。

親会社の景気が良ければ連動して、景気が良くなる傾向にあります。

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メーカー系SIerの業務

主な業務としては、上流工程が多いです。

上流工程というのは、顧客と会話してどのようなシステムを作るかを議論する要件定義、どのよう用にシステムを構築するかを決める基本設計工程のことを言います。

製造した基本設計書を基に子会社や独立系の中堅などに下流工程を依頼することが多いです。

この理由として、大手メーカー系は人件費が年々上がり、自社で下流工程を行うと人件費が高すぎて顧客のニーズに合わなくなるからです。

ですので、大手メーカー系では、年次5年目を超えてからどんどんプログラミングなどの下流工程を行わなくなります。その代わりにプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーなどの、プロジェクトを管理する仕事を行うようになっていきます。

ですので、プログラミングの技術を身に着けたいという方には不向きとなっています。

プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーなどのマネジメント系の技術を身に着けたいという方には向いています。

また、特徴として自社や親会社のハードウェアを抱き合わせて提案することが多いのです。ですので、基本的にハードウェア選びは基本的に行いません(一概には言えませんが)。

また、ハードウェアとソフトウェアの運用保守も行います

大きい案件などでは、運用保守を行う部隊があり、そこに委託することもあるのですが、小さい案件では、開発者が運用保守を行うことも珍しくありません。

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まとめ

メーカー系の特徴として、自社や親会社のハードウェアを抱き合わせてトータルソリューションを行う会社が多いのがあります。

すべて一つの会社に依頼することができるので、顧客が安心して利用できるのが強みになります。

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